2006年 05月 30日
オキナワ2日目 |
目が覚めて窓の外を見るとやはり雨だった。
せっかく沖縄まで来たのでちょっとは海も眺めておこうと、那覇港近くの市民ビーチ「波の上ビーチ」まで散歩をする。持ってきたコンパクトな折畳み傘でしばらく歩くが、小さすぎて少々心許ないので、大きな傘を買うためにコンビニに入ると、近所の登校前の女子高生がお菓子を握り締めてレジに行列をしていた。
コンビニで思ったより時間を取られてしまったが、気を取り直してさらに歩くと、やっとエメラルドの海が見えてきた。雨で太陽が出ていないので少しくすんだエメラルドだが、まあ良しとしよう。ビーチに隣接する沖縄限定ファストフードの「Jef」に入って遅めの朝食にする。ゴーヤオムレツが挟まれたゴーヤバーガーを胃袋に収め、コーヒーをお代わりしながら今日の行動予定を確認する。
朝食を食べたばかりだが、昼食は首里城の近くにある「首里そば」に決める。過去に2度行った事があるが、いずれも臨時休業だったり売り切れだったりで3度目の正直だ。今回は11時30分の開店に間に合う様に早めに向かうことにする。
Jefを出て松山公園まで引き返し、公園の向かいにある「福州園」に入ってみる。中国福州市との友好都市締結10周年記念事業で作られた都市の中の異空間のような施設だが、思った程には雰囲気に違和感がなくて沖縄と中国の距離の近さを実感する。
福州園を出てR58を横断し、ゆいレール県庁前に抜け、発券機で1日乗車券を買って首里に向かう。ちょっと早く着きすぎたので、時間まで首里城の周辺を散策する。雨に濡れた古都の風情の道の途中に、泡盛の醸造所「瑞泉酒造」と「咲元酒造」を発見する。試飲も出来るようだが、あまり時間がないので後ろ髪を引かれながら「首里そば」に向う。
開店の10分前に到着すると既に雨の中で行列が出来ていた。なんとか開店と同時に席を確保すると、出てきた沖縄そばは1日60食限定らしく実に丁寧に作られている。麺はかなりコシがあり初めての食感だ。鰹の1番ダシで作られるというスープも洗練されており具の三枚肉も上品な味で、女性に人気があるのも頷けた。
満足してゆいレール終点の首里から、おもろまちに戻る。近年に米軍から返還された広大な土地に新しく開発された商業施設が集積する新都心で、最近オープンした国内唯一のDFSも駅に隣接している。県外に出る航空券を提示すれば免税で買うことが出来るらしいが、ブランド品には興味はないので巨大な建物を横目で見ながら「那覇メイン・プレイス」に向かう。
2階のテラスに隣接するシネコンは月曜日男性優待デーなので、良い映画があったら観ても良いなと思ったが、残念ながら上映時間が合う映画がなかったので、シネコンの中にあるカフェでオリオンビールで喉を潤す。
再びゆいレールに乗り安里で下車して「栄町市場」に向かう。夜は空き店舗を利用した飲み屋が開店するようだが、その下見を兼ねて明るいうちに覗いてみる。戦後の闇市の雰囲気がそのまま残った市場だが、傾いたような店舗の間の狭い路地の上には一応アーケードはある。ところが穴だらけで雨を凌げないのでアーケードの下でも傘が必要だ。一気に50年位タイムスリップしたような錯覚をしてしまう。
市場のすぐ外は寂れた歓楽街になっており、昔の赤線も「旅館」の看板を掲げて残っている。今でも隠れて営業をしているようだが、さすがに昼間はだれも歩いていない。近代的なモノレール駅のすぐ脇にこんな町並みが残っているのは奇跡のようだ。夜になったら呑みに来てみよう。
ゆいレールで県庁前まで戻り、国際通りから脇道の竜宮通りに入る。このあたりは通称「年金通り」と呼ばれる界隈らしく、年金暮らしのオジィがオバァのホステス相手に昼間から呑んでいる場所のようだが、雨なので人通りはない。
桜坂に抜けてから平和通りに入り、市場本通りの第一牧志公設市場を覗いてから周辺の路地を隈なく歩き回る。観光客向けでない生活臭を嗅ぎながらだらだらと徘徊し、歩き疲れて沖映通りと国際通り交差点のスターバックスで休憩。ここも本土と違ってショートサイズが無くてベントサイズがある。いつもはトールサイズだが1サイズ上のグランデのアメリカーノを飲みながら、ソファー席で国際通りを眺めながらぼんやりとする。
相変わらず雨は止まないので太陽も顔を出さない。気温が低くて半袖のTシャツ1枚では肌寒いので、一旦ホテルに戻ってジャケット着て出直すことにする。
カメラ機材の入ったバックもホテルに置いて身軽になって、見栄橋からゆいレールで小禄に向かう。駅に接続しているイオン那覇で沖縄の食材を買おうと思ったが、ホテルまで荷物を持って戻るのが面倒になり、代わりに本を購入して県庁前に戻る。
日も沈みライブが始まる時刻になったので、国際通り沿いの地下にある「ライブ&居酒屋金城」に入る。ステージ最前列の席に腰を下ろして、泡盛(残波白)をふーチャンプルーとスク豆腐でチビチビとやりながら、ライブが始まるのを待つ。
月曜日のレギュラーは女性3人のコーラス「coi-na」のようだが、今日は不定期で出演する女性ソロのステージ。民謡が本職だが「島葉七(しまばなな)」の芸名で沖縄ポップス系のステージも務める若手の唄者のようだ。ウチナーグチのおしゃべりが石垣島出身らしいゆったりとしたリズムを持った子で、時々弾く三線の腕前も確かだった。
2ステージ観た所で時間も10時を回り、最終ステージも観たかったが次の予定もあるので店を出る。ゆいレールで県庁前から安里に移動して、昼間歩いた栄町市場の中にある居酒屋「栄町ボトルネック」に向かう。
昼間は廃屋と思われた建物に赤提灯が灯っていた。中に入ると荒れた廃屋の造作を生かした内装に低い音量でブルースが流れている。この雰囲気にブルースはぴったりだ。
入口近くのカウンターに腰を下ろしメニューを見るとやぎの刺身がある。まだやぎは食べたことがないので、泡盛(時雨)とゴーヤと厚揚げのサラダと一緒に注文する。初めて食べるやぎは思ったほど癖がなく、マトンをもうちょっとケモノ臭くしたような感じだが、泡盛には非常に合う。これなら、もっとケモノ臭いというやぎ汁も試してみる価値はありそうだ。
カウンターの中には店の雰囲気にはちょっと不釣合いな、長髪を金色に染めたイケメン少年が立っており、隣の女性二人連れがイケメンに舞い上がって盛んに写真を撮っていた。これだけはちょっと頂けないな(苦)
二人連れは視界に入らないようにして、ブルースと泡盛を十分に堪能して、締めに沖縄そばを食べることにする。メニューには「かけそば」というのが有ったので注文すると、茹でたそばが入った丼にネギだけが乗り、スープは別にヤカンにたっぷりと入って供される。スープだけ何杯もお代わりできる趣向で、お酒の入った胃に優しい心遣いだ。この店も大満足だった。次は桜坂で呑むことにしよう。
店を出ると雨は上がっていた。ゆいレールに向かう途中で「旅館」の前を通る。旅館といっても泊まることは出来ない間口の狭い店が路地沿いに何件も並び、戸口の暗がりに女性が座って、お兄さんどうぞ、と気だるい声で誘う。かなり年齢層は高そうだがはっきりと確かめるには暗すぎるので丁重にお断りしながら進むと、大通りに出た所でアメショー崩れの猫が擦り寄ってきた。
旅館の女性よりこっちの方が良いやとスキンシップを図る。しばらくじゃれていると、遠巻きにこちらを見つめる白い猫に気が付く。なんだか彼女(彼氏?)を盗ってしまったみたいで申し訳なくなりスキンシップを中断すると、アメショー崩れは白い猫に駆け寄り、じゃれあいながら暗がりに消えて行った。
ゆいレールは最終が出た直後だったので、歩いて桜坂に向かう。賑やかな国際通りもさすがに人影はない。竜宮通りから桜坂に抜けると「バーエロス」が見えてきた。このあたりはゲイバーが集まっている場所らしいが、それらしい人影はない。狭い入口を頭を下げて潜ると、大音響の音楽が耳に飛び込んできた。
ここも倒壊寸前のバラックだ。カウンターの隅に腰を下ろし、ジントニックとソーセージを注文する。ソーセージは缶詰だけど良いですか、と聞き返すマスターは、DJのようにノンストップでCDをかけ替えるのに忙しそうだ。ただし、かかっている音楽の傾向がかなり偏っている。50年代から80年代の洋楽と和製ポップスのヒットパレードだ。ちなみにこんな順番で曲が流れる(感心してメモを取っていたのだ(笑))
~伊勢崎町ブルース(青江三奈)~帰郷(ヘレン・メリル)~あの素晴らしい愛をもう一度(加藤和彦&北山修)~花嫁(はしだのりひことクライマックス)~風に吹かれて(ボブ・ディラン)~ライディーン(YMO)~
青江三奈からヘレン・メリルの流れでまずニヤリ。青江三奈は髪型から歌い方まで完全にヘレン・メリルをパクっていたからだ。その後の流れも脈絡がなさそうで、しっかりとこだわりがある。かなりの大音響なのでほとんど会話も出来ない状態だが、流れるのがヒットパレードなので、あの時代に生きていれば知っている曲ばかりで、ノスタルジックな気分になって気持ちよく酔いが回ってくる。いやぁ、最後に楽しい時間を過ごさせてもらった。
1時をとうに過ぎたのでそろそろホテルに帰ることにする。戸が低いから頭ぶつけないでねー、というマスターの大声を背中に受けながら、ホテルまでの長い距離をゆらゆらと歩き出した。ねっとりした湿気を含んだ気だるい空気が妙に心地良い夜だ。明日も雨のようだ。
せっかく沖縄まで来たのでちょっとは海も眺めておこうと、那覇港近くの市民ビーチ「波の上ビーチ」まで散歩をする。持ってきたコンパクトな折畳み傘でしばらく歩くが、小さすぎて少々心許ないので、大きな傘を買うためにコンビニに入ると、近所の登校前の女子高生がお菓子を握り締めてレジに行列をしていた。
コンビニで思ったより時間を取られてしまったが、気を取り直してさらに歩くと、やっとエメラルドの海が見えてきた。雨で太陽が出ていないので少しくすんだエメラルドだが、まあ良しとしよう。ビーチに隣接する沖縄限定ファストフードの「Jef」に入って遅めの朝食にする。ゴーヤオムレツが挟まれたゴーヤバーガーを胃袋に収め、コーヒーをお代わりしながら今日の行動予定を確認する。
朝食を食べたばかりだが、昼食は首里城の近くにある「首里そば」に決める。過去に2度行った事があるが、いずれも臨時休業だったり売り切れだったりで3度目の正直だ。今回は11時30分の開店に間に合う様に早めに向かうことにする。
Jefを出て松山公園まで引き返し、公園の向かいにある「福州園」に入ってみる。中国福州市との友好都市締結10周年記念事業で作られた都市の中の異空間のような施設だが、思った程には雰囲気に違和感がなくて沖縄と中国の距離の近さを実感する。
福州園を出てR58を横断し、ゆいレール県庁前に抜け、発券機で1日乗車券を買って首里に向かう。ちょっと早く着きすぎたので、時間まで首里城の周辺を散策する。雨に濡れた古都の風情の道の途中に、泡盛の醸造所「瑞泉酒造」と「咲元酒造」を発見する。試飲も出来るようだが、あまり時間がないので後ろ髪を引かれながら「首里そば」に向う。
開店の10分前に到着すると既に雨の中で行列が出来ていた。なんとか開店と同時に席を確保すると、出てきた沖縄そばは1日60食限定らしく実に丁寧に作られている。麺はかなりコシがあり初めての食感だ。鰹の1番ダシで作られるというスープも洗練されており具の三枚肉も上品な味で、女性に人気があるのも頷けた。
満足してゆいレール終点の首里から、おもろまちに戻る。近年に米軍から返還された広大な土地に新しく開発された商業施設が集積する新都心で、最近オープンした国内唯一のDFSも駅に隣接している。県外に出る航空券を提示すれば免税で買うことが出来るらしいが、ブランド品には興味はないので巨大な建物を横目で見ながら「那覇メイン・プレイス」に向かう。
2階のテラスに隣接するシネコンは月曜日男性優待デーなので、良い映画があったら観ても良いなと思ったが、残念ながら上映時間が合う映画がなかったので、シネコンの中にあるカフェでオリオンビールで喉を潤す。
再びゆいレールに乗り安里で下車して「栄町市場」に向かう。夜は空き店舗を利用した飲み屋が開店するようだが、その下見を兼ねて明るいうちに覗いてみる。戦後の闇市の雰囲気がそのまま残った市場だが、傾いたような店舗の間の狭い路地の上には一応アーケードはある。ところが穴だらけで雨を凌げないのでアーケードの下でも傘が必要だ。一気に50年位タイムスリップしたような錯覚をしてしまう。
市場のすぐ外は寂れた歓楽街になっており、昔の赤線も「旅館」の看板を掲げて残っている。今でも隠れて営業をしているようだが、さすがに昼間はだれも歩いていない。近代的なモノレール駅のすぐ脇にこんな町並みが残っているのは奇跡のようだ。夜になったら呑みに来てみよう。
ゆいレールで県庁前まで戻り、国際通りから脇道の竜宮通りに入る。このあたりは通称「年金通り」と呼ばれる界隈らしく、年金暮らしのオジィがオバァのホステス相手に昼間から呑んでいる場所のようだが、雨なので人通りはない。
桜坂に抜けてから平和通りに入り、市場本通りの第一牧志公設市場を覗いてから周辺の路地を隈なく歩き回る。観光客向けでない生活臭を嗅ぎながらだらだらと徘徊し、歩き疲れて沖映通りと国際通り交差点のスターバックスで休憩。ここも本土と違ってショートサイズが無くてベントサイズがある。いつもはトールサイズだが1サイズ上のグランデのアメリカーノを飲みながら、ソファー席で国際通りを眺めながらぼんやりとする。
相変わらず雨は止まないので太陽も顔を出さない。気温が低くて半袖のTシャツ1枚では肌寒いので、一旦ホテルに戻ってジャケット着て出直すことにする。
カメラ機材の入ったバックもホテルに置いて身軽になって、見栄橋からゆいレールで小禄に向かう。駅に接続しているイオン那覇で沖縄の食材を買おうと思ったが、ホテルまで荷物を持って戻るのが面倒になり、代わりに本を購入して県庁前に戻る。
日も沈みライブが始まる時刻になったので、国際通り沿いの地下にある「ライブ&居酒屋金城」に入る。ステージ最前列の席に腰を下ろして、泡盛(残波白)をふーチャンプルーとスク豆腐でチビチビとやりながら、ライブが始まるのを待つ。
月曜日のレギュラーは女性3人のコーラス「coi-na」のようだが、今日は不定期で出演する女性ソロのステージ。民謡が本職だが「島葉七(しまばなな)」の芸名で沖縄ポップス系のステージも務める若手の唄者のようだ。ウチナーグチのおしゃべりが石垣島出身らしいゆったりとしたリズムを持った子で、時々弾く三線の腕前も確かだった。
2ステージ観た所で時間も10時を回り、最終ステージも観たかったが次の予定もあるので店を出る。ゆいレールで県庁前から安里に移動して、昼間歩いた栄町市場の中にある居酒屋「栄町ボトルネック」に向かう。
昼間は廃屋と思われた建物に赤提灯が灯っていた。中に入ると荒れた廃屋の造作を生かした内装に低い音量でブルースが流れている。この雰囲気にブルースはぴったりだ。
入口近くのカウンターに腰を下ろしメニューを見るとやぎの刺身がある。まだやぎは食べたことがないので、泡盛(時雨)とゴーヤと厚揚げのサラダと一緒に注文する。初めて食べるやぎは思ったほど癖がなく、マトンをもうちょっとケモノ臭くしたような感じだが、泡盛には非常に合う。これなら、もっとケモノ臭いというやぎ汁も試してみる価値はありそうだ。
カウンターの中には店の雰囲気にはちょっと不釣合いな、長髪を金色に染めたイケメン少年が立っており、隣の女性二人連れがイケメンに舞い上がって盛んに写真を撮っていた。これだけはちょっと頂けないな(苦)
二人連れは視界に入らないようにして、ブルースと泡盛を十分に堪能して、締めに沖縄そばを食べることにする。メニューには「かけそば」というのが有ったので注文すると、茹でたそばが入った丼にネギだけが乗り、スープは別にヤカンにたっぷりと入って供される。スープだけ何杯もお代わりできる趣向で、お酒の入った胃に優しい心遣いだ。この店も大満足だった。次は桜坂で呑むことにしよう。
店を出ると雨は上がっていた。ゆいレールに向かう途中で「旅館」の前を通る。旅館といっても泊まることは出来ない間口の狭い店が路地沿いに何件も並び、戸口の暗がりに女性が座って、お兄さんどうぞ、と気だるい声で誘う。かなり年齢層は高そうだがはっきりと確かめるには暗すぎるので丁重にお断りしながら進むと、大通りに出た所でアメショー崩れの猫が擦り寄ってきた。
旅館の女性よりこっちの方が良いやとスキンシップを図る。しばらくじゃれていると、遠巻きにこちらを見つめる白い猫に気が付く。なんだか彼女(彼氏?)を盗ってしまったみたいで申し訳なくなりスキンシップを中断すると、アメショー崩れは白い猫に駆け寄り、じゃれあいながら暗がりに消えて行った。
ゆいレールは最終が出た直後だったので、歩いて桜坂に向かう。賑やかな国際通りもさすがに人影はない。竜宮通りから桜坂に抜けると「バーエロス」が見えてきた。このあたりはゲイバーが集まっている場所らしいが、それらしい人影はない。狭い入口を頭を下げて潜ると、大音響の音楽が耳に飛び込んできた。
ここも倒壊寸前のバラックだ。カウンターの隅に腰を下ろし、ジントニックとソーセージを注文する。ソーセージは缶詰だけど良いですか、と聞き返すマスターは、DJのようにノンストップでCDをかけ替えるのに忙しそうだ。ただし、かかっている音楽の傾向がかなり偏っている。50年代から80年代の洋楽と和製ポップスのヒットパレードだ。ちなみにこんな順番で曲が流れる(感心してメモを取っていたのだ(笑))
~伊勢崎町ブルース(青江三奈)~帰郷(ヘレン・メリル)~あの素晴らしい愛をもう一度(加藤和彦&北山修)~花嫁(はしだのりひことクライマックス)~風に吹かれて(ボブ・ディラン)~ライディーン(YMO)~
青江三奈からヘレン・メリルの流れでまずニヤリ。青江三奈は髪型から歌い方まで完全にヘレン・メリルをパクっていたからだ。その後の流れも脈絡がなさそうで、しっかりとこだわりがある。かなりの大音響なのでほとんど会話も出来ない状態だが、流れるのがヒットパレードなので、あの時代に生きていれば知っている曲ばかりで、ノスタルジックな気分になって気持ちよく酔いが回ってくる。いやぁ、最後に楽しい時間を過ごさせてもらった。
1時をとうに過ぎたのでそろそろホテルに帰ることにする。戸が低いから頭ぶつけないでねー、というマスターの大声を背中に受けながら、ホテルまでの長い距離をゆらゆらと歩き出した。ねっとりした湿気を含んだ気だるい空気が妙に心地良い夜だ。明日も雨のようだ。
by skubota7
| 2006-05-30 01:18
| オキナワ
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