2007年 03月 18日
「パフューム ある人殺しの物語」 |
世界45か国で発売され、1500万部の売上げを記録したパトリック・ジュースキントのベストセラー小説を映画化。『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティクヴァが監督を務め、美しい女性の香りを手に入れるため、恐怖の連続殺人鬼と化していく男の物語を描く。驚異的な嗅覚を持ち、一切の体臭を持たない主人公を演じるのはベン・ウィショー。目を疑ってしまうような、驚きの結末に注目したい。(シネマトゥデイ)
(ネタバレ注意)
子供の頃に漫画雑誌に載っていた未来予測図で
未来の映画館ではスクリーンに合わせて臭いが出る
なんてのを見た記憶がある。
映画冒頭で強烈な臭気に満ちた
中世のパリの映像が映し出されるのを見ながら
未来予測が的中しなくて良かったと胸をなでおろす。
強烈な臭気と天国的な芳香を映像と音楽で表現し
実際にその臭いの錯覚を覚える不思議な映画だ。
主人公を臭いフェチの変態サイコキラーと見るか
天才的な嗅覚と才能を持った神に選ばれた者と見るかで
映画の意味は随分と違ったものになる。
最後に天国的な香りを完成させながら
生み落とされた臭気に満ちた場所に戻り
自分の存在を消し去ってしまうシーン。
嗅覚の世界に生きながら自身は体臭を持たない彼は
あらかじめ失われた存在だったのだろう。
(ネタバレ注意)
子供の頃に漫画雑誌に載っていた未来予測図で
未来の映画館ではスクリーンに合わせて臭いが出る
なんてのを見た記憶がある。
映画冒頭で強烈な臭気に満ちた
中世のパリの映像が映し出されるのを見ながら
未来予測が的中しなくて良かったと胸をなでおろす。
強烈な臭気と天国的な芳香を映像と音楽で表現し
実際にその臭いの錯覚を覚える不思議な映画だ。
主人公を臭いフェチの変態サイコキラーと見るか
天才的な嗅覚と才能を持った神に選ばれた者と見るかで
映画の意味は随分と違ったものになる。
最後に天国的な香りを完成させながら
生み落とされた臭気に満ちた場所に戻り
自分の存在を消し去ってしまうシーン。
嗅覚の世界に生きながら自身は体臭を持たない彼は
あらかじめ失われた存在だったのだろう。
by skubota7
| 2007-03-18 00:11
| 映画
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